大学内に「統括部門」設置し技術職員活用
CSTIで研究者の研究時間確保の方策検討
入試問題作成作業の外部委託や設備共用など
わが国の研究力の低下が指摘されて久しいが、この要因の一つとして挙げられているのが、研究者が研究時間を確保できないこと。競争的研究費を獲得するために必要な煩雑な書類作成作業や、十分でない研究設備、さらに入試業務にも駆り出されるなど、大学教員が研究活動に満足な時間を割けない現状が存在する。内閣府科学技術・イノベーション会議(CSTI)では、こうした現状を打開するため、〝研究に専念する時間の確保〟という観点から議論を進めており、このほど開催された会合で、議論の取りまとめに向けた方向性が示された。設備の共用を図るとともに、技術職員を活用するための「統括部門」を大学内に設けることを提唱。さらに、大学入試問題作成作業の外部委託や、教育、研究それぞれに重点を置いた教員の活用といった取組を進めることで、研究活動に使う時間を確保。わが国研究力向上につなげることとしている。
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