大学院生が助手として雇用され、研究を優先しつつ、学部生の講義や実習、国際会議の運営など、高度な補佐業務を行う「院生助手」。助手として実務経験を積むことができる場を設けるとともに、経済的支援を行うことにより、大学院生が行う研究に専念できる研究環境を提供し、研究者としての能力向上の一助とすることを目的とするもの。青山学院大学で、2020年度から導入されている。8月22日に開催された中央教育審議会大学分科会大学院部会で、青山学院大副学長が、同制度の意義や、浮き彫りとなった課題、さらに政府に求める取組などに関して報告した。キャリアアップの効果が大きいといったメリットをあらためて強調する一方で、他博士課程学生との差別化などを課題として指摘。そのうえで、院生助手制度にとどまらず大学院教育全般に関する提言として、大学院教育と履修者の裾野を広げる幅広い教育援助制度の導入などを政府に対して求めた。
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