閉鎖的な研究環境からの脱却が必要
財審建議で「科学技術」の現状分析と提言
基金・ファンドは機動的な資金配分見直しを
財務大臣の諮問会議である財政制度等審議会が5月25日に公表した「建議」(意見まとめ)では、科学技術に関する現状分析や提言を行っている。科学技術に対する重点投資がここ数年行われてきたが、総合論文生産数に占めるトップ10%論文の割合(Q値)が低水準となっていることを踏まえ、〝論文生産の質向上〟を課題として提示。〝質低下〟の要因の一つとして、研究室等での閉鎖的な研究環境をあげ、こうした構造的課題からの脱却を求めている。また、増加している科学技術関係の基金・ファンドに関しても注文。「機動的な資金配分見直しを行うなど、実効性のあるステージゲード(各研究段階で評価を行い、研究開発テーマを効率的に絞り込んでいく方法)を機能させる必要がある」としている。
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