重複応募・重複制限の緩和など
科技審研究費部会で「特別研究員」改善案
大学院博士課程在学者や大学院博士課程修了者等で、優れた研究能力を有し、大学その他の研究機関で研究に専念することを希望する者を「特別研究員」に採用し、研究奨励金を支給している。日本学術振興会が運用しているもので、若手研究者に対し、研究生活の初期で自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与えることにより、わが国の学術研究の将来を担う創造性に富んだ研究者の養成・確保につなげることを目的としている。昭和60年度に創設され、これまで多くの研究者を育ててきた同制度だが、制度創設当初と研究者を取り巻く環境も変化し、課題が山積しているのが現状。科学技術・学術審議会学術分科会の研究費部会が8月3日に開催した会合で、改善案が示された。同じく研究助成事業である「国際共同研究加速基金」との重複応募・受給制限を緩和し、研究活動の国際化を推奨。さらに、特別研究員助成期間中に研究職への就職が決まった場合でも、研究支援が断絶することがないよう、継続使用を認めることとしている。
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【目次】
〔通 知〕
濃厚接触者の待機期間見直し等
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