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文部科学省は、総額約６兆円にのぼる令和６年度予算概算要求を財務省に提出したが、このうち、科学技術関係予算として１兆１８５９億円を計上した。前年度予算比２０７９億円増。このほか金額を示さない予算要望である事項要求も盛り込んでおり、①わが国の抜本的な研究力向上と優秀な人材の育成、②Ｓｏｃｉｅｔｙ．５．０を実現し、未来を切り開くイノベーション創出とそれを支える基盤の強化などに取り組む。さらに、③重点分野の研究開発の戦略的な推進を図る。「国家戦略分野の若手研究者及び博士課程学生の育成（次世代ＡＩ人材育成プログラム）」や、「生成ＡＩモデルの透明性・信頼性確保に向けた研究開発」などに新たに取り組む。博士課程学生の処遇を向上するため、支援学生を前年度比１８００人増加させる。概算要求にはエルギー対策特別会計への繰越額１４３９億円も含んでいる。
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