国立大学病院長会議は7月26日に緊急会見を開き、全国国立大学附属病院の令和5年度決算概要(速報値)を発表した。経常損益は60億円にのぼり、国立大病院の使命である高度医療、さらには災害時などで求められる〝地域医療の最後の砦〟としての役割を果たすうえで危機的状況にあることを明らかにした。平成16年(2004年)の国立大学法人化後の初の赤字決算となった。経常損益(赤字)国大病院も22病院にのぼる。会見に臨んだ同会議の大鳥精司会長(千葉大病院長)は、「この状態が2年、3年続くと経営破綻となる」と、強い危機感を表明した。
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