危機は今、我々の足下にある。それは急速な少子化である―。18歳人口の減少等を踏まえた将来社会を見据えた高等教育のあり方を検討している中央教育審議会大学分科会の特別部会で、こうした危機感を踏まえた議論が展開されている。6月28日の会合で示された中間まとめ案では、定員未充足や経営破綻に追い込まれる大学等が生じることは不可避との見方を示したうえで、「その場しのぎではない対応」を講じる必要性を強調。社会全体を含めて高等教育に対するマインドを転換することの重要性を訴えた。
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