2023年9月1日 中教審「質の高い教師確保特別部会」が提言(第9303号)

質の高い教師の確保に向けた方策を議論している中央教育審議会の特別部会は、教師を取り巻く環境整備を進めるうえで緊急的に取り組むべき施策に関する提言を取りまとめた。授業時数や学校行事の見直し、簡素化・省力化や、保護者からの過剰な苦情に対する教育委員会の支援体制構築などを提唱している。教員業務支援員の全小中学校への配置や、大学と教育委員会による教員養成課程見直しなども取り組むべき施策として列挙した。8月28日に開かれた会合で、貞広斎子部会長(千葉大学教育学部教授)から永岡桂子文部科学大臣に提言を手交。永岡大臣は「提言の内容を速やかに実現し、教師を取り巻く環境整備を前に進めることができるよう、自身が先頭に立って取り組む」と述べ、来年度概算要求に反映させる意向を示した。

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