人文・社会科学と自然科学にまたがる多様な分野にわたる45歳未満の研究者で構成する日本学術会議の「若手アカデミー」。同会議の分野横断的かつ公的な若手研究者の組織としてシンクタンク的な活動・提言を行っている同アカデミーが取りまとめた「2040年の科学・学術と社会を見据えて取り組むべき10の提言」が6月28日に開催された科学技術・学術審議会大学研究力強化委員会の会合で示された。失敗を許さない前例踏襲主義からの脱却や、ハードワークを美徳とするアカデミア自身の〝業界体質〟の改善を提唱。自己目的化した活動を見直す必要性を強調している。
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