わが国の基礎研究・学術研究の国際的な優位性を取り戻す―。科学の再興に向けて議論を進めてきた文部科学省の有識者会議が取りまとめた報告書では、こうした決意が盛り込まれている。今年もノーベル賞を輩出するなど、「世界が惹きつける優れた研究者が存在する今こそ、科学を再興し、科学を基盤としてわが国の将来を切り拓く」必要性を強調。来年度始まる次期科学技術・イノベーション基本計画期間中に、「新たな研究領域への挑戦の抜本的な拡充」や「日本人研究者の国際性の格段の向上」などに取り組むべきと指摘。科研費等での特に若手研究者を中心とした挑戦的な研究課題数を2024年度比で2倍とするよう求めている。また、日本人研究者の海外派遣を2023年の3623人から累計3万人、博士課程入学者は2020年の1万4659人から2万人にまで拡大するよう要請している。
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