2018年11月28日 「持続可能か困難か」分岐点は10年後(第8642号)

「持続可能か困難か」分岐点は10年後
   中教審大学分科会でAIでの分析結果
      教育投資の充実や研究者確保の必要性を強調

わが国が持続可能となるか、持続困難となるかの分岐点は9年後~10年後。備えが必要―。11月20日に都内で開催された中央教育審議会大学分科会と将来構想部会の合同会議で、こうした分析結果が示された。わが国の社会の未来と高等教育に関するシミュレーションを、AI技術を活用して行ったもの。現在進んでいる「2040年に向けて高等教育のグランドデザイン」に関する議論の参考とする。持続可能性を維持するためには教育投資の充実、研究者の確保・育成、地方大学の振興が必要であることを、AIという客観的な要素を用いてあらためて強調している。

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