一般的に「中規模研究設備」と位置付けられている数億円から数百億円の研究設備。わが国研究力強化に不可欠なピースの一つであるが、予算の枠組みなど制度の見直しを求める声があがっている。このほど開催された科学技術・学術審議会学術分科会の部会で、法人の枠組みを越えた予算要求スキームの拡大を求める提言が行われた。また、新たな予算枠組み「中規模研究設備の戦略的中長期整備・開発」を設け、「わが国唯一無二の最先端設備」の整備を進めることなどを要請した。〝ニーズと戦略性〟を両輪とした中規模研究設備整備・開発に取り組むよう求めている。
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