中山間地域等直接支払制度に関する第三者委員会
第4期対策の最終評価について素案を検討
農林水産省はこのほど、「第9回中山間地域等直接支払制度に関する第三者委員会」を開催した。今会合では、「中山間地域等直接支払制度(第4期)の最終評価」の素案が示されたが、この中では、制度を「農用地の維持や耕作放棄の防止による多面的機能の維持・発揮が図られており、今後も制度の継続的な実施が必要」と評価している。一方で、より効果的な取組の実施のために、「後継者の育成や外部人材の確保、関係人口の増加などの取組の促進」、「集落機能の強化による持続的・安定的な体制の構築」、「生産性や付加価値を向上する取組の促進」、「事務負担の軽減や交付金返還措置の見直し」について検討が必要だと指摘している。こうした案に対し、委員からは、「制度の効果や取組の成果を国民に対して示すことが大事」、「今後の課題に対して何をすべきかは示されているが、『誰がやるのか』『どうしたらいいのか』も示すべき」といった意見等が寄せられている。
続きは有料になります。
【目次】
〔今日の話題〕
病院の耐震化約1割が達成できず
地域ごとにバラつきも 厚労省調査
本紙の特色 | 『土地改良情報』は農林水産省の農村振興局が実施する環境との調和やストックマネジメント(既存施設の有効活用)などに重点を置いた農業農村整備事業について、一つ一つの施策を丁寧に掲載しております。 中央からの情報だけでなく、検討会や審議会などで出された各都道府県からの要望や提案なども積極的に取り上げております。また、農村振興という観点から、都市と農山漁村の双方向で行き交う新たなライフスタイルを提案する「都市と農山漁村の共生・対流」への取り組み、新規就農や農家の担い手育成に関することなど、農村の現状を踏まえながら紹介しております。 |
購読料金 | 月額 6.480円 (税込) |
刊行日 | 毎週月・木曜日/祭日は休刊 |
tochikai@kancho-t.com |