経済産業省と国土交通省は、「モビリティDX戦略」の実行に向け、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)や自動運転に関する様々な企業・人材・情報が集積・交流するコミュニティである「モビリティDXプラットフォーム」を、10月に立ち上げることとし、9月20日にWebサイトを開設した。
経産省と国交省は、自動車分野のDXにおける国際競争を勝ち抜くべく、2024年5月に「モビリティDX戦略」を策定。戦略では、2030年におけるSDV販売台数「日系シェア3割」の実現を目標に定め、今後、SDV、モビリティサービス、データ利活用の3領域の取組を強化していく方針を示した。
この戦略に基づく取組を加速的・継続的に進めていくためには、取組の基盤となるコミュニティの創出が重要となっている。また、日本ではソフトウェア人材の確保が喫緊の課題となっていることに加え、足下、外部リソース・ノウハウの活用に向けた企業間連携が進展しており、こうした取組の加速も必要となっている。
今回開設したウェブサイトは、「モビリティDXプラットフォーム」の活動を継続的に周知するとともに、実施するイベント情報の掲載、モビリティDXに係るスキルを向上させるための学習講座の提供、国内外の動向調査結果を発信するサイト。OEM・サプライヤー、スタートアップ、大学・研究機関、異業種、学生・個人といった、様々なプレイヤーの方が参画し、必要な情報を得ていただけるよう、多様な情報を提供する。
トップページでは、「モビリティDXプラットフォーム」や「モビリティDX戦略」について、各説明ページを設けるとともに、重要なイベントをピックアップして、イベント情報を掲載している。各イベント名称をクリックすると、イベント情報詳細ページにリンクする。今後、「モビリティDX最新情報」において、最新コンテンツの掲載やイベントの情報を発信する。
イベント・コンテンツ紹介ページでは、イベント情報やモビリティDXにかかるスキル育成講座を一覧掲載している。今後、新規講座の追加やニーズに沿った絞込検索ができるよう更新する予定。
政策動向紹介ページでは、モビリティDXに係る政策の情報を掲載している。今後、外国政府や国内外の事業者・研究機関等のモビリティDXに係る取組動向についても記載する予定。
今後は「モビリティDXプラットフォーム」の立ち上げに向けて、順次掲載する情報やコンテンツ、サイトの機能を充実させる予定。
モビリティに係る国内外の様々なプレイヤーが参加する「Japan Mobility Show Bizweek2024」の場を活用し、「モビリティDXプラットフォーム」のローンチイベントを10月17日に実施する。イベントを通じて、モビリティDXに関する取組、プラットフォーム活動の重要性を発信するとともに、プラットフォーム参画プレイヤーを拡大することを目指す。
「モビリティDXプラットフォーム」WebサイトURL http://www.mobilitydx.go.jp/