総務省は、平成31年1月1日現在における「亥(い)年生まれ」の人口と「新成人」の人口をこのほど公表した。亥年生まれの人口は1055万人。総人口1億2632万人(男性6146万人、女性6486万人)に占める割合は8.4%だった。男女別では、男性512万人、女性543万人で、女性が男性より31万人多い。
亥年生まれの人口を出生年別にみると、昭和22年生まれ(平成31年に72歳になる人)が206万人と最多。次いで昭和46年生まれ(同48歳になる人)が196万人、昭和34年生まれ(同60歳になる人)が152万人などとなっている。最も若い平成19年生まれ(同12歳)になる人は108万人で、第1次ベビーブーム(昭和22年~24年)世代である昭和22年生まれの約半数となっている。
十二支別の人口では、丑年生まれが1087人で最も多く、子年(1071万人)、未年(1066万人)などと続いており、亥年生まれは7番目となっている。
■ 新成人は125万人
また、この1年間(平成30年1月~12月)に、新たに成人に達した人口(平成31年1月1日現在20歳の人口)は125万人で、前年と比べて2万人増加した。
男女別にみると、男性は64万人、女性は61万人で、男性が女性より3万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.5となっている。
新成人人口について、推計開始後の昭和43年からの推移をみると、第1次ベビーブーム(昭和22年~24年)世代の昭和24年生まれの人が成人に足した45年が246万人(総人口に占める割合は2.40%)で最も多くなった後、減少に転じ、53年には152万人となった。その後、昭和50年代後半から再び増加傾向を続け、第2次ベビーブーム(昭和46年~49年)世代の人が成人に達した時に200万人台(最多は平成6年207万人)となった後、平成7年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けている。
平成31年の新成人人口は125万人、総人口に占める割合は0.99%で、前年と比べて2万人増、0.02ポイント上昇と、ともに2年ぶりの増加・上昇となった。ただし、総人口に占める割合は9年連続で1%を下回っている。