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内閣府がまとめた２０２２年１～３月期の四半期別ＧＤＰ速報（１次速報値）によると、２０２２年１～３月期の実質ＧＤＰ（国内総生産・２０１５暦年連鎖価格）の成長率は、国内需要（内需）が２四半期連続のプラスとなったものの、財貨・サービスの純輸出（輸出から輸入を差し引いたもの。外需）が２四半期ぶりのマイナスとなったことから、▲０．２％（年率▲１．０％）と２四半期ぶりのマイナス成長となった。また、名目ＧＤＰの成長率は、０．１％（年率０．４％）となり、２四半期連続のプラス成長となっている。
ＧＤＰ成長率のうち、どの需要がＧＤＰをどれだけ増加させたかを示す寄与度でみると、実質は内需が０．２％、外需が▲０．４％であった。また、名目は内需が１．１％、外需が▲１．０％であった。
需要項目別にみると、民間需要では、民間最終消費支出は、実質▲０．０％、名目０．９％となった。そのうち、家計最終消費支出は、実質▲０．１％、名目０．９％となっている。家計最終消費支出（除く持ち家の帰属家賃）は、実質▲０．１％、名目１．１％となった。
民間住宅は、実質▲１．１％、名目０．２％であった。
民間企業設備は、実質０．５％、名目１．１％となった。
民間在庫変動の成長率に対する寄与度は、実質０．２％、名目０．２％となっている。
公的需要では、政府最終消費支出は、実質０．６％、名目１．５％であった。
公的固定資本形成は、実質▲３．６％、名目▲２．８％となった。
公的在庫変動の成長率への寄与度は、実質▲０．０％、名目▲０．０％となっている。
輸出入の動向をみると、財貨・サービスの輸出は、実質１．１％、名目２．４％であった。
財貨・サービスの輸入は、実質３．４％、名目６．８％となった。
デフレーターの動向についてみると、四半期デフレーター季節調整系列では、ＧＤＰデフレーターは前期比０．４％となっている。また、国内需要デフレーターは、０．９％となった。財貨・サービスの輸出デフレーターは１．２％、財貨・サービスの輸入デフレーターは３．３％となっている。
四半期デフレーター原系列では、ＧＤＰデフレーターは、前年同期比▲０．４％であった。また、国内需要デフレーターは、１．８％であった。財貨・サービスの輸出デフレーターは１０．４％、財貨・サービスの輸入デフレーターは２３．３％であった。
２０２１年度の実質ＧＤＰ成長率は２．１％、名目ＧＤＰ成長率は１．１％となった。２０２１年度のデフレーターについては、ＧＤＰデフレーターが▲１．０％、国内需要デフレーターが１．０％となっている。ＧＤＰ成長率の内外需別寄与度をみると、実質の内需が１．４％、外需が０．８％となった。また名目の内需が２．３％、外需が▲１．２％となっている。
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