あなたが1ヵ月で自由に使えるお金はいくらか‐。NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションと立教大学経営学部の有馬賢治教授は8日、「消費者の自由裁量所得と使途の状況に関する調査」の結果を公表した。それによると、全世代の平均は2万4096円だった。
調査は今年6月25日、26日に「NTTコム リサーチ」の登録モニター2006人を対象に実施。性別は男性が49.7%、女性50.3%で、年代は101代が15.6%、20代が15.7%、30代が16.2%、40代が17.2%、50代が17.3%、60代が18.0%となっている。
■ 男女差は7000円
男女別の平均値をみると、男性は2万7553円(997人)、女性は2万680円(1009人)で、男女差は6873円だった。世代別での平均値は、10代の1万5081円(313人)を除くと、20代の2万3489円(315人)、30代の2万5463円(325人)、40代の2万4842円(345人)、50代の2万6777円(347人)、60代の2万7921円(361人)で大差がない。これをみると、学生の多い10代から、社会人になる20代を期に使える金額が一気に増えるものの、その後に年齢を重ねていっても金額が大幅にアップすることはなさそうだ。
■ 単身者は同居人ありより8000円~9000円増
調査では世帯人数ごとの金額も算出した。それによると、単身者の平均は2万7828円、同居人がいる人は2万3296円で、両者の差は4531円となった。世代別に分けると、親との同居が多い10代以外では、30代の差が8555円、40代の差が8980円、50代の差が7941円で大きく開いていた。
使い道をみると、単身者は「外食・グルメ」と「貯蓄」が同居人ありより1万円近く多く、逆に同居人のいる人は「車・バイク・自転車」と「投資・株などの資産運用」が6000円~7000円多くなっていた。