世論調査や市場調査を専門とする一般社団法人中央調査社は4月19日、デジタル家電に関する調査結果を公表した。50代・60代・70歳以上の3つの年代で、スマートフォンの利用率が、昨年の同調査から2桁の上昇を示していることがわかった。
調査は今年2月8日から17日にかけて、全国の20歳以上の男女4000人を対象に実施。このうち1213人から有効な回答を得た。
それによると、スマホと携帯電話を合わせた全体の利用率は93.7%。20代から60代の95%以上、70歳以上でも8割以上が利用している。
スマホのみでみると、全体での利用率は71.2%で、昨年の前回調査から5.9ポイント上昇。高齢層の利用率をみると、50代から70歳以上の年代層3つで、それぞれ10ポイント以上の伸びをしていた。具体的には、50代が82.0%で前回調査から10.0ポイント上昇したほか、60代は62.0%で14.2ポイント上昇、70歳以上は31.6%で11.2ポイント上がっている。
そのほか、パソコン関連では「タブレット型」の利用率が、前回比5.4ポイント増の34.2%と他の形態のパソコンが伸び悩む中で高い伸びをみせた。