農林水産省は、学校給食用に納入予定だった食品の代替販路を確保するため、3月16日に「食べて応援学校給食キャンペーン」特設通販サイトを開設した。
政府が要請した全国一斉臨時休業を踏まえ、大多数の学校で臨時休業の措置がとられ、これに伴い学校給食が停止されたことで、学校給食関係事業者に様々な影響が生じている。
農林水産省では、こうした状況を受け、3月10日に「新型コロナウィルス感染症に関する緊急対策‐第2弾‐」で、学校給食休止への対応策を決定し、農林水産省の対策についてホームページ上で情報提供を行っている。
この対策のうち、「学校給食用に納入を予定していた野菜・果実等の代替販路の確保に向けたマッチング支援」について、消費者等とのマッチングを行う販売サイトの運営が開始された。
サイトの概要
通販サイト「うまいもんドットコム」の中で、「食べて応援学校給食キャンペーン」として特設サイトが設けられ、16日から運用が開始されている。キャンペーン対象商品は、食品関連事業者との間の手続きが整い次第、順次追加される。
このサイトでは、学校給食向け食品・食材を供給している食品関連事業者のうち、学校給食の停止により、発注を受けながらもキャンセルされたことにより在庫を抱えて困っている事業者を対象に、在庫となっている食品・食材について、消費者等とのマッチングを行うとしている。
農林水産省では、この取組に対し、サイトの運営等の経費を支援するとともに、配送料を無料化するための支援を行うことで、困っている食品関連事業者の支援を行っている。