2022年8月24日 防災・減災対策の推進等 令和5年度各省庁営繕計画書に関する意見書

斉藤鉄夫国土交通大臣は19日、各省庁の長及び財務大臣あてに、「令和5年度各省各庁営繕計画書に関する意見書」を送付した。意見書では、官庁施設整備等に係る基本的考え方や社会的要請への対応等を内容とする総括意見と営繕計画書に対する個別意見を述べている。

国土交通大臣は、官庁施設として整備水準等の均衡を図り、良質な官庁施設の整備を促進することを目的に、毎年度概算要求に先立ち、各省庁の長から送付された営繕計画書に関して、技術的な見地から意見を述べ、各省庁の長及び財務大臣へ送付している。

官庁施設整備等の基本的考え方については、計画的な官庁施設の整備として、「官公庁施設の建設等に関する法律」第9条に基づく営繕計画書に関する意見書制度の適確な運用により、各省庁の官庁施設が、合理的かつ適正に計画・整備される必要がある。

また、官庁施設の水準確保については、各省庁は、官公法第13条に基づき制定された「国家機関の建築物及びその附帯施設の位置、規模及び構造に関する基準」に基づき、適正な水準を有する官庁施設の整備を実施する必要がある。

官庁施設の保全の適正化については、各省庁は、所管に属する官庁施設について、定期点検を確実に実施し、引き続き適正に保全する必要がある。

官庁施設の現況(令和4年3月)について、官庁施設の施設数は1万2685施設(延べ約4806万1千㎡)となっている。このうち、官公法第2条の「庁舎」に該当する施設は、7729施設(延べ約1972万4千㎡)で全体の約60.9%(面積では約41.0%)を占める。

経年別の延面積割合は、築後30年以上のものが全体の49.0%となった。

保全状況が良好な施設の割合(総評点80点以上)は、令和2年度では96.2%であったものが、令和3年度には96.3%となっている。

社会的要請に対応する官庁施設の整備等では、防災・減災対策の推進、長寿命化の推進、地域社会との連携推進、環境負荷低減への取組、木材の利用の促進、適正な事業実施への対応を求めている。

このうち、防災・減災対策の推進では、官庁施設は、一・規模・構造の基準において、施設の重要度に応じて総合的な耐震安全性が確保されたものであることとしている。各省庁においては、災害応急対策活動に必要な官庁施設について、耐震安全性の確保等により防災機能強化を図るほか、防災関係機関が初動期において緊密な連携によりその機能を総合的に発揮できるよう、立地の集約化その他の広域防災拠点機能の強化を図る必要がある。一般の課長施設についても、来訪者等の安全を確保する観点から、所要の耐震性能を確保する必要がある。

個別意見では、令和5年度各省庁営繕計画書に記載されている営繕計画を実施するための所要経費は、対前年度比0.94倍の3934億円となっている。


株式会社官庁通信社
〒101-0041 東京都千代田区神田須田町2-13-14
--総務部--TEL 03-3251-5751 FAX 03-3251-5753
--編集部--TEL 03-3251-5755 FAX 03-3251-5754

Copyright 株式会社官庁通信社 All Rights Reserved.