2021年3月23日 防災・感染対策で人類滅亡を防げ! 日本科学未来館の脱出ゲーム、追加開催へ

日本科学未来館は、相次ぐ自然災害や感染症への対策をテーマとした「リアル脱出ゲーム×日本科学未来館『人類滅亡からの脱出』」を、4月10日から5月30日の期間限定で追加開催する。リアル脱出ゲームを企画運営している株式会社SCRAPとともに行う。

このイベントは、昨年12月から約2ヵ月間開催されたもの。すでに約5000人が体験し、「楽しみながら防災について考える機会になった」などの感想も多く寄せられている。今回、〝防災への関心が高まる今だからこそ、より多くの方に体験してほしい〟という思いから、約2ヵ月間の期間限定で追加開催することを決定した。会場は、日本科学未来館1F企画展示ゾーンほかで。料金は、一般3000円(当日券3500円)、大学生2800円(同3300円)、小中高校生2700円(同3200円)、グループチケット・4人10800円となっている。販売は今月27日からで、詳細は特設サイトhttps://realdgame.jp/miraikan2020/ )を参照してほしい。

参加者は、ある町に就任したばかりの新人市長という設定だ。ところが、就任直後、新型ウイルスの感染症が広がり始め、さらには大地震がこの町を襲うとの情報が舞い込む。市民たちは不確かな噂に振り回されて大混乱。市長であるプレーヤーは、正しい対策や情報発信をして市民の安全を守らなければならない。さらには巨大台風が接近していることが発覚し…という流れ。

ゲームでは、未来館の様々な場所に仕掛けられた「謎」や「暗号」を解き明かしながら、感染症の拡大防止、地震や台風への備え、避難所に関する課題解決など、実社会でも起こりうる課題の疑似体験が可能。次々と襲ってくる課題をクリアして、〝最悪のシナリオ〟の回避を目指す必要がある。

参加者自身がまるで「物語の登場人物」になったかのような体験ができる「リアル脱出ゲーム」。今回のシナリオは、SCRAPと未来館が初めてコラボレーションし、科学的な知見を取り入れながら制作した完全オリジナルストーリーだ。防災や感染症の専門家の監修が入った設定のため、参加することで自然災害や感染症に対する科学的な知見を得ることができる仕組み。楽しみながら、謎解きを通して「情報収集、分析、思考、行動」という科学的な課題解決手段を繰り返し経験することができる内容となっている。

感染症対策を監修した聖路加国際大学の坂本 史衣氏は、「人類はこれまで多くの「未知の感染症」に出会い、そのたびに知恵と技術を駆使して、生き延びてきました。未来館では新米市長として感染症から市民を守りぬき、ウイルスや感染予防のことを楽しく学んでいただけたら嬉しいです」とコメント。一方、防災を監修したNPO法人 プラス・アーツの永田 宏和氏は「地震、津波、風水害、そして新型コロナウイルス…災害関連のニュースを見ない日はありません。日々不安を抱えながら過ごしている人も多いと思います。そんな今だからこそ、ぜひこのイベントに参加して楽しく防災の知識や技を学んでください」という声を寄せている。


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