認知症の人が接客を担う「注文をまちがえる料理店」。厚生労働省でも4日と5日に期間限定で初めてオープンし、根本匠厚労相や職員などで満席の賑わいとなった。
認知症になったら何もできなくなってしまう。そんなことは決してない。「注文をまちがえる料理店」では認知症の人がオーダーを取る。料理ができたらそれを自ら運ぶ。間違ったものが出てくることだってあるが、客はそれを「まぁ、いいか」と寛容に受け入れる。料理はどれも美味しいと評判だ。
認知症への理解をさらに深めていくこと、認知症の方にできるだけ活躍してもらうことを狙った取り組み。介護の業界も含め、企業や自治体など各方面から既に非常に大きな注目を集めている。
厚労省では職員向けの食堂で開催。グループホームの入居者らが接客の役割を担い、訪れた職員らも笑顔でランチを楽しんだ。