総務省は、今年6月14日から7月15日にかけて「2018FIFAワールドカップ」がロシアで開催されるに当たって、平成28年社会生活基本調査生活行動に関する結果から、我が国のサッカーを行った人の状況を取りまとめた。それによると、「スポーツ」の種類別にみた行動者率(10歳以上人口に占める過去1年間に該当する種類の活動を行った人の割合)について、「サッカー」では6.0%となっている。
「スポーツ」の行動者率を年齢階級別にみると、「サッカー」の行動者率は10~14歳が最も高く、26.4%とおよそ4人に1人がサッカーを行ったといえる。ただし、行動者率は、年齢階級が高くなるにつれて低くなり、35歳以上では2.4%にとどまっている。
「サッカー」の行動者率を年齢階級別に「野球」と比較すると、男女総数について10歳代では「サッカー」の行動者率が「野球」よりも高くなっているが、20歳代以降では「野球」が「サッカー」よりも高くなっている。また、「サッカー」は年齢階級が高くなるにつれて低くなるが、「野球」は同様に30~34歳まで低くなった後、40~44歳までほぼ横ばいとなっている。
過去20年間の行動者率の推移をみると、「サッカー」は13年以降ほぼ横ばいとなっている。一方、「野球」では低下傾向にあり、8年には「サッカー」が「野球」に比べて6.4ポイント下回っていたが、28年では1.2ポイントまで差が縮小している。
都道府県別にみた「サッカー」の行動者率は、神奈川県が8.0%と最も高く、次いで千葉県が7.4%、静岡県が6.8%などとなり、関東や東海での行動者率が高い傾向にある。