パナソニックは21日、ビデオ通話の機能を備えた戸建て用のドアホン「外でもドアホン」を、10月18日に売り出すと発表した。ドアホンのモニター親機に業界で初めて自撮りカメラを搭載。スマホを使いこなせない高齢の親や子どもと離れた場所から会話できる。家にいることを確認できるため、見守りのツールとしても活かせそうだ。ビデオ通話はオレオレ詐欺を防ぐ効果も高い。
モニター親機側から呼び出せるのは、事前に登録した4つの連絡先。スマホや同じ機種のドアホンにビデオ通話をかけられる。スマホ側からビデオ通話をかけることももちろん可能。通話は最大で10分間。そのほかに1分間のビデオメッセージも相互に送信できる。メモリーにはモニター親機に最大で10件、スマホには1台につき最大5件残せる。
製品はモニター親機、ワイヤレスモニター内蔵の子機、カメラ付きインターホンでワンセット。価格はオープン価格になっている。設置にはネット環境が必須だ。スマホやタブレットはandroid4.1以降、iOS9.0以降が対応する。この環境で専用アプリをインストールして使う。専用アプリでは、外出中でもカメラ付きインターホンの映像を見ながら来訪者に応対することができる。例えば、外出中の急な来訪者や宅配便があった場合でも、外出先のスマートフォンで映像を見ながら会話・応対ができるので便利だ。
別売りで「みまもりリモコン」もある。リモコンを家族に持っていてもらえば、その人が自宅圏内にいるか圏外にいるかを察知できる仕組みだ。例えば高齢の親が外へ出ていったり帰ってきたりした際に、そのことをスマホに通知する機能などがある。みまもりリモコンは、モニター親機1台に付き6台まで登録可能となっている。