介護のレクリエーション×よしもとのお笑い。新たなオンラインサービスがいよいよ本格的に動き出す。
吉本興業、NTT東日本、全国介護事業者連盟、BCC、エブリ・プラスが共同で、「よしもとお笑い介護レク~オンライン~」の提供を9月22日から始める。高齢者の笑顔を引き出し、ADLの維持・改善や認知症の予防、QOLの向上などにもつながるコンテンツを届けていく。
コロナ禍でレクが実施しにくくなっている現状にも配慮。ZOOMなど感染拡大につながらないツールを用い、高齢者を元気にする現場の取り組みを後押しすると説明している。類似のサービスを提供する企業にとっては強力なライバルになるかもしれない。
例えば「レギュラー」や「オスペンギン」といった芸人が、体を動かす要素なども加味した漫談を行う。よしもと所属のミュージシャンによる音楽レクなども用意されている。
こうしたコンテンツは、エブリ・プラスが運営する介護事業所向けレク・イベント提供プラットフォーム「えぶりPLUS」で検索できる。NTT東日本はICT環境の整備・運用のサポートなどを、BCCはレクのノウハウの提供などを担う。介事連が有する事業者間のネットワークも活かして展開を図る。
吉本興業やNTT東日本などは、これまでもトライアルなどを進めてきていた。9月22日には会見を開いてサービスの詳細を発表する予定。既存のプレスリリースでは以下のように意欲をみせている。
「介護業界の社会的課題を解決すべく、ニューノーマルに対応したオンライン介護レクを確立し、多くの介護事業所へ負担軽減と〝笑い〟を届ける」