新型コロナウイルス感染症をめぐっては、治療・療養後にも倦怠感や息苦しさといった一部の症状が確認されている。このため神戸市は11月1日から、専用の相談窓口「後遺症相談ダイヤル」をスタートさせると発表した。
受付は、土曜日と祝日以外の10時~17時まで。看護師が電話相談を受ける形だ。受付内容は、
・後遺症に関する不安や悩み等の相談
・医療機関等の案内などになる。
さらに神戸市は、高齢者が気軽に相談できる「シニア健康相談ダイヤル」も同日に開設する。コロナ禍における外出への不安から、医療機関への受診控えや活動量の低下による高齢者のフレイルや認知機能の低下が懸念される中、高齢者の不安解消やフレイル改善を図ることを目指す。
こちらは土日・祝日を除く平日の10時~15時まで。電話の対応は、看護師を中心とした専門スタッフが担う。受付内容は、
・健康に関する相談
・生活習慣、栄養、フレイル等に関する助言
・医療機関等の案内
‐などを想定している。
どちらも番号は未定で、決まり次第発表する見込みだという。
また、同市は後遺症の実態調査にも乗り出す。後遺症に関する現状を把握し、「後遺症相談ダイヤル」での対応や今後の後遺症対策に活用するのが狙い。対象は、第4波の感染者のうちの約5000人。今年の11月から来年の1月にかけてアンケートを行う。調査結果については、速報値を年度内に公表する予定だ。