社会福祉振興・試験センターは5日、先月4日に実施した今年度の第36回社会福祉士国家試験の合格者を発表した。
今回は受験した3万4539人のうち、2万50人が合格。合格率は前回より13.9ポイント高い58.1%だった。合格者数、合格率ともに過去最高を大きく更新した。
合格者数が2万人を超えるのは今回が初めて。これで2年連続の過去最高となった。
合格率が50%を超えるのも今回が初めて。こちらも2年連続の大幅上昇、過去最高となった。厚生労働省は合格者数、合格率が伸びている背景について、「2022年度から反映された試験問題の見直しなどが要因として考えられる」と説明している。
■ 男女比は3対7
合格者の内訳をみると、男性は6185人で30.8%、女性は1万3865人で69.2%だった。
受験資格別では、福祉系大学等の卒業者が1万1181人で55.8%、養成施設の卒業者が8869人で44.2%。
年齢別では30歳までが8494人(42.4%)で最も多く、41歳~50歳の4380人(21.8%)、31歳~40歳の3526人(17.6%)が続いている。