琉球大学学生が企画した「着地型旅行商品」が、9月1日に(株)JALJTAセールスから発売された。この企画は、「東洋大学との合同インターンシップ」での取り組みで、昨年度に続き2回目となる。着地型旅行商品は、旅行者を受け入れる地域で作られる旅行商品のことで、個人旅行の増加により、旅先でしか味わえないものを求める傾向が強まったことから、受け入れ地域が企画をし、旅行者のニーズに応えるとともに地域活性化、新たな観光素材の発掘など地域への貢献も期待される。
琉球大からは、観光産業科学部3年の安里志穂さん、伊是名舞美さん、斎藤友菜さん、笹澤美陽さんの4名が参加。東洋大国際観光学部の4名と共に発案し、各施設へのヒアリング、商談を行い、JALJTA セールス関係者へのプレゼンを経て、以下の四つの企画が販売された。
①琉球アロマコスメづくり体験
沖縄の素材とアロマを使ったコスメ体験。沖縄の天然素材を使用したリップクリームと、32種のアロマオイルから自分で調合する香水の2点を実際に制作できる!
②うちなーの素材をボトル詰め ハーバリウムづくり体験
沖縄の素材でMy ハーバリウム作成。暖かい雰囲気に囲まれながらハーバリウムの認定ディプロマを持つ講師と一緒に沖縄の花や果物、野菜などを使ってオリジナルのハーバリウムを作れる。
③美らネイル~指先から沖縄を体感しよう~
沖縄伝統の紅型やミンサ-柄のジェルネイルを体験できるプラン。デザインは、商品ページに掲載されているいくつかのデザインから好きなデザインを選ぶことができる。カラーは変更でき、ハンドネイル・ジェルネイルどちらかを選択可能!自分にぴったりの美らネイルを楽しむことが可能。
④ブレンドキットを使ったシーズニング塩(ソルト)作り
沖縄の「食」を旅行商品に取り込みたいと思い企画したもの。塩屋国際通り店で、ソルトソムリエからアドバイスを受けつつオリジナルソルトを作る。ベース塩3種・スパイス8種が入ったブレンドキットを渡すので、旅行後も自宅にある素材とブレンドして楽しめる。
東洋大の学生との共同作業を通じて、琉球大の学生らは首都圏の若者のニーズやウォンツを知るとともに、 自分たちが認識していなかった沖縄の魅力や、観光資源の豊富さを再認識することができたようだ。一方、東洋大の学生たちも、琉大生ならではの地元情報を得るとともに、沖縄の学生がもつ「ちむぐくる(真心)」 や「いちゃりばちょーでー(一度であったら皆兄弟)」の精神に触れ、心の交流ができた。
四つの旅行プランは、「インターンシップ2018学生企画ツアー」として販売されており、ホームページ(https://www.japawalk.com/)で申込むことができる。