今年7月1日のレジ袋有料化から、およそ2か月が経過した。そこで多くの企業や市場リサーチを行っているJMRO(日本マーケティングリサーチ機構)は先月、日本全国の10代以上の男女を対象に調査を実施。その結果、「有料のレジ袋を購入している」と答えた人は、全体の12%に留まることがわかった。
調査は今年8月、全国に住む10代から70代以上の男女を対象に、インターネットを通じて行われた。1159人から有効な回答を得た。
それによると、「あなたは買い物するごとにレジ袋を購入していますか?」という質問に対し、72%が「レジ袋を購入しない」と答えた。「購入している」と回答した人は12%に留まり、残りの16%は「どちらでもない」と回答していた。レジ袋の購入先や大きさによって金額は異なるものの、レジ袋が必要な際は1枚2円~10円がかかる。エコバックの所持に関わらず、大半が購入していないということがわかった。
さらに、「買い物の際、レジ袋とエコバックどちらの方が使う頻度が多いですか?」と尋ねたところ、「エコバッグの方が使う」と答えた人は75%、「レジ袋の方が使う」と答えた人は16%、「どちらでもない」という人は9%だった。エコバッグの使用率の高さからも、レジ袋を使うことへの抵抗感がうかがえる。
そのほか、「今後もレジ袋を使い続けると思いますか?」と聞いたところ、プラスチック製のレジ袋を使い続けたいと思うと回答した人は25%に留まり、49%の人が「そうは思わない」と答えた。残りの26%は「どちらでもない」としている。