日本介護福祉士会は10月19日から2日間の日程で、「全国大会・日本介護学会inかながわ」をオンラインとのハイブリッドで開催した。
テーマは「逃げる・生きる・整える」。激甚化の傾向がみられる自然災害などへの対策に焦点を当てた形だ。
及川ゆりこ会長は開会式の壇上で、「近年頻発する大規模な自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの人の生活に深刻なダメージを与えている」と指摘。「私たち介護福祉士が担う利用者の生活の継続支援は、被災された方々のそれまでの日常ではない生活を整えていくことも役割ではないか。私たちが発揮すべき役割について、皆様と学び、語り合いたいと思う」と呼びかけた。
その後、厚生労働省の担当者が「介護福祉士に求められる役割」をテーマに行政説明を実施。被災地で支援活動を行った人の講演・プレゼンも多く行われ、介護福祉士の課題や目指す方向、注力すべきことなどが前向きに議論された。