厚生労働省は26日、最新の2023年の「簡易生命表」を公表した。
平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.14歳。前年と比べて男性は0.04歳、女性は0.05歳伸びた。
平均寿命の延伸は、男女とも2020年以来3年ぶり。昨年と一昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大などから伸びが止まっていた。
厚労省の担当者は、平均寿命が男女とも延伸した要因について、「がんや新型コロナウイルスによる死亡者数が減少した影響が大きい」と分析。「我が国の平均寿命は男女とも世界トップレベル。これは保健衛生水準の高さを示す」と話した。
また、厚労省が把握しているデータを基にした平均寿命の国際比較をみると、日本は女性が39年連続で世界1位。男性は5位となっている。国際比較は下表の通り。