新型コロナウイルスの流行による影響を踏まえ、国が全国の介護施設・事業所への発送を始めた布製マスク − 。その洗い方にはいくつかポイントがあるようだ。
経済産業省と厚生労働省が、布製マスクの洗い方をレクチャーする動画をYouTubeのmetichannel(経産省公式チャンネル)で公開した。移動中にでも軽く目を通しておけば参考になる。動画の尺は3分29秒。
動画では布製マスクの清潔さを保つため、1日1回は洗うよう勧めている。また、何度も繰り返し使えるよう「押し洗い」を推奨。繊維を痛める恐れのある「もみ洗い」を避けるよう促している。
洗剤は一般的な衣料用でいい。汚れが気になる人は塩素系の漂白剤を使用する。
洗ったらタオルで水気を切り、日陰で自然に乾燥させる。サイズが縮むこともあるが品質への影響はないという。
マスクは依然として品薄状態が続いている。このため、政府は使い捨てではない布製マスクおよそ2000万枚を一括で購入。全国の介護施設・事業所へ配布することを決めた。先週末から発送の作業が本格的にスタートしており、近く個々の現場へ届けられる予定だ。
■ 対策動画も公開
さらに、経産省と厚労省、消費者庁、文科省は24日、新型コロナウイルスの感染対策を、子どもにもわかりやすく説明する動画もアップロードした。タレントの鈴木福さんと鈴木夢さん兄妹が出演。こちらの尺は8分33秒だ。
動画では、感染防止に向けて、正しい手洗いや毎日の健康管理、適度な部屋の換気が重要だと指摘。咳エチケットやハンカチとヘアゴムを使った自作マスクの作り方などもレクチャーしている。