末松信介文部科学大臣は、日本語と英語による「3月からの新たな水際措置に伴う外国人留学生の入国についての文部科学大臣メッセージ」を2月21日付で発表した。
『昨年11月30日から、新型コロナウイルス・オミクロン株への対応として、特段の事情のある方以外は、留学生を含む、外国人の方々の入国が停止されてきました。この間、日本で学びたいという留学生の皆さんからの切実な声、大学や専門学校など教育機関からの声、国内外からのさまざまな声を受けて、私としても一刻も早い円滑な入国に向けて、全力を尽くしてきているところです。
このたび、岸田文雄内閣総理大臣から、3月1日から、大学などの管理の下、待機期間が短縮されるなどの形で、観光目的以外の外国人の新規入国が認められ、1日当たりの入国者数の上限を引き上げられる新たな水際措置の方針が示されました。この新しい措置は、留学生の皆さんの入国を実現する上での第一歩となると考えています。
全ての留学生の皆さんが入国するには今しばらく時間がかかると思いますが、新型コロナウイルスの感染状況を落ち着かせ、段階的に国際的な人の往来を再開していくための重要なプロセスであることについて、どうかご理解とご協力をお願いいたします。
文部科学省としては、これまで2年あまり待機されていた留学生の皆さん、そして新学期を日本で迎えることを希望している留学生の皆さんが、可能な限り速やかにかつ継続的に入国できるよう、また、より多くの留学生に更なる門戸が開かれるよう、大学などと協力して、感染対策を講じ、安心して迎え入れる環境の整備に全力で取り組んでまいります。』