総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、地域発ICTスタートアップの事業拡大等のサポートを行う令和6年度の「全国アクセラレータ・プログラム」を実施する。また、その最終発表の場として、全国各地から選抜された学生や若手起業家がビジネスプランを披露する「起業家甲子園」・「起業家万博」を令和7年3月13日と14日に丸ビルホール&コンファレンススクエア(東京都千代田区丸の内2‐4‐1 丸ビル7・8階)で開催する。
総務省とNICTでは、地域発ICTスタートアップの創出による地域課題の解決や経済の活性化を目的に、ICTを活用した事業を志す中学生、高校生、高専生、大学生、大学院生等の次世代のICT人材の発掘・育成や地域発ICTスタートアップの事業拡大等のサポートを行う「全国アクセラレータ・プログラム」を実施してきた。
政府は、令和4年に「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、官民一体の取組としてスタートアップへの投資額が5年間で10倍を超える規模となることを目標としている。総務省とNICTは、以前から官民一体となってスタートアップを産み育てるエコシステムの創出に取り組んできており、政府目標の達成にも資するべく今年度も「全国アクセラレータ・プログラム」を実施する。
「全国アクセラレータ・プログラム」では、ICT業界で活躍する方々やベンチャーキャピタリストをICTメンター等に迎え、各地域の連携大会で有望な起業家の卵を掘り起こし、メンタリングやビジネスプランのブラッシュアップ等を行う。こうして全国各地から選抜された学生や若手起業家には、その成果発表の場である「起業家甲子園」(学生向け)・「起業家万博」(若手起業家向け)でビジネスプランを発表していただく。
また、特に有望な方には国内の大規模展示会への出展機会の提供も行っている。
「全国アクセラレータ・プログラム」へのチャレンジの希望者は、各地域で開催予定の連携大会に応募する。なお、連携大会の開催がない地域の方々に向けて、連携大会を経ないウェブによる応募受付も予定している。
起業家甲子園又は起業家万博において、最も優れたビジネスプランの発表者には「総務大臣賞」賞を授与する。