農林水産省は、国民の食生活等の実態や和食文化に対する意識等を把握し、今後の和食文化の保護・継承の取組に資するために実施したアンケート調査の結果をとりまとめて公表した。
このアンケートは、全国の20歳から69歳までの男女2000人に対して行われたもの。また、過去に実施した類似の調査「国民生活実態調査(平成27年度実施)」との比較分析が行われており、和食文化に対する意識や食習慣の変容について調査報告書にまとめている。
調査結果によると、季節の行事など特別な日に関連した食べものを「ほぼ毎回食べる」、「食べることの方が多い」と答えた人は、「正月・大みそか(お節料理、年越しそば、餅、雑煮など)」が最も多く、8割以上となった。
季節の行事など特別な日に関連した食べものについて重要なことは、「旬の食材を食べて季節を感じること」が38.1%、「行事の意味を伝えること」が33.1%、「健康を祈ること」が29.4%で上位となった。
「和食および和食文化」に対するイメージについては、「健康に良い」が48.9%、「季節を感じられる」が44.9%、「旬のものがおいしく食べられる」が43.7%で上位となった。