大阪府は25日、昨今の顕著な物価高騰への対策を柱とする今年度の補正予算案をまとめた。
新型コロナウイルスの感染拡大で業務負担が増していることも考慮し、府内の介護職員に1万円分のギフトカードを配付する。その経費として50.6億円を盛り込んだ。
吉村洋文知事は会見で、「クラスターのリスクが非常に高いところで、高い緊張感の中で利用者を守る仕事に従事してくださっている。あわせて物価高騰の波も押し寄せている」と説明。「皆さんを支援するために1万円のギフトカードをお送りする。公務員を除き、介護、障害者福祉、保育の施設などで働く全ての人を対象とする」と述べた。
大阪府によると、対象者はおよそ46万人にのぼる。事業者から府へ申請してもらう方法を想定。今後の予算審議を経て、来年2月頃には申請受け付け・配付を始めたいという。