平成25年度に採択された「博士課程教育リーディングプログラム」の事後総括評価結果が日本学術振興会に事務局を置く同プログラム委員会において決定された。
東大の「社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム」など総括評価「S」6プログラムをはじめ、「A」評価7プログラム、「B」評価5プログラムだった。
博士課程教育リーディングプログラムは、優秀な学生を俯瞰力と独創力を備え広く産学官にわたりグローバルに活躍するリーダーへと導くため、国内外の第一級の教員・学生を結集し、産・学・官の参画を得つつ、専門分野の枠を超えて博士課程前期・後期一貫した世界に通用する質の保証された学位プログラムを構築・展開する大学院教育の抜本的改革を支援し、最高学府に相応しい大学院の形成を推進する事業。
事後の総括評価は、各採択プログラムにおいて、中間評価結果を踏まえた対応が適切に行われ、事業の目的が達成されたかについて評価するとともに、結果を各大学に示し適切な助言を行うことにより、支援期間終了後の学位プログラムの定着等の大学院教育の水準の向上に資することを目的とする。また、各採択プログラムの成果等を明らかにし、社会に公表することにより、産学官民における博士号取得者の活躍を促進することを併せて目的とする。
【オールラウンド型】
▽社会構想マネジメントを先導するグローバルリーダー養成プログラム(東大)「S」
▽持続可能な社会を拓く決断科学大学院プログラム(九大)「B」
【複合領域型(物質)】
▽物質科学フロンティアを開拓するAmbitious リーダー育成プログラム(北大)「A」
▽マルチディメンジョン物理工学リーダー養成プログラム(東北大)「A」
▽システム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム(大阪府立大)「S」
【複合領域型(情報)】
▽エンパワーメント情報学プログラム(筑波大)「S」
▽実世界データ循環学リーダー人材養成プログラム(名大)「S」
▽超大規模脳情報を高度に技術するブレイン情報アーキテクトの育成(豊橋技科大)「A」
▽実体情報学博士プログラム(早大)「B」
【複合領域型(多文化共生社会)】
▽多文化共生・統合人間学プログラム(東大)「B」
▽「ウェルビーイングinアジア」実現のための女性リーダー育成プログラム(名大)「A」
▽たおやかで平和な共生社会創生プログラム(広島大)「A」
【複合領域型(横断的テーマ)】
▽活力ある超高齢社会を共創するグローバル・リーダー養成プログラム(東大)「B」
▽「みがかずば」の精神に基づきイノベーションを創出し続ける理工系グローバルリーダーの育成(茶女大)「S」
【オンリーワン型】
▽グローバル秩序変容時代のリーダー養成プログラム(政研大)「A」
▽ファイバールネッサンスを先導するグローバルリーダーの養成(信州大)「A」
▽アジア非感染性疾患(NCD)超克プロジェクト(滋賀医大)「B」
▽霊長類学・ワイルドライフサイエンス・リーディング大学院(京大)「S」