中学生のなりたい職業に「医師」は女子が3位、男子は9位にランクインしていることがソニー生命保険の調査でわかった。高校生への調査では、女子の上位に看護師が2位、「カウンセラーや臨床心理士」が7位でランクインしている。一方、男子は高校生になると医療職が上位10位から消えていた。
調査は今年3月21日から27日にかけて、インターネットを通じて中学生200人と高校生800人の計1000人を対象に実施。
男女別に3つまで答えを選択できる複数回答式で将来の夢を尋ねたところ、男子中学生の1位は「ITエンジニア・プログラマー」の24.0%。2位は「ゲームクリエイター」の20.0%だった。3位になったのは、「YouTuberなどの動画投稿者」で17.0%。そのほか、4位の「プロスポーツ選手」16.0%や6位の「公務員」11.0%には及ばないものの、「医師」が「教師・教員」と同じく9.0%で9位にランクインしている。女子中学生の1位は「歌手・俳優・声優などの芸能人」の19.0%で、2位の「絵を描く職業(漫画家・イラストレーター・アニメーター)」(14.0%)、に次ぐ3位に「医師」が13.0%で入っていた。
一方、男子高校生の1位は「ITエンジニア・プログラマー」の20.8%。2位には「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」(13.3%)が、3位には「ゲームクリエイター」(12.5%)が、4位には「公務員」(11.8%)が、5位には「学者・研究者」と「運転手・パイロット」(いずれも9.5%)と続いており、10位までみても医療職のランクインはなかった。女子高生の希望進路では、1位「公務員」の18.8%に次いで、2位には「看護師」の12.8%が、また、7位には「カウンセラーや臨床心理士」が8.5%で上位に食い込んでいる。