大手コンビニチェーンのファミリーマートは21日、聴覚や言語などに障害を持つ人が来客した際、買い物をサポートする〝指差しシート〟や〝コミュニケーションボード〟をレジに設置し始めたことを発表した。東京や神奈川、愛知など14都府県の約20店舗を皮切りに、順次全国の店舗へ拡大していく方針だ。
指差しシートは、有料レジ袋や箸・スプーン・フォークの有無、品物を温めるかどうか、支払い方法は何にするかといった項目をイラストで選べるよう表記。コミュニケーションボードはそれらに加え、アプリがあるかや数量を尋ねるための数字、ホットスナックの欄、「はい」と「いいえ」といった選択肢を用意した。
シートとボードは、実際に聴覚に障害のある社員の意見を参考に作成した。ファミリーマートは、これらを活用することでユーザーとのコミュニケーションを活性化、必要とされるサービスや商品の購入をサポートしていくという。