日本介護支援専門員協会は今週から、より高い能力を持つケアマネジャーを育成する「生涯学習体系研修」の参加者の募集を新たに開始した。
研修の開催期間は12月17日から来年6月19日まで。原則オンラインで、講義は協会の動画配信システム、演習はZoomで実施される。
参加申し込みは協会の公式サイトで行える。受け付け期間は10月21日から12月3日正午まで。会員・非会員を問わず参加できる。
「介護保険の枠を超えた〝専門職の中の専門職〟の育成と、生活支援を含む総合的なケアマネジメントの実現」
協会は「生涯学習体系研修」を展開する意義をこう説明する。個々のケアマネジャーの知識、技術、態度を高めていくことが大きな目的だ。参加者からみれば、法定研修で修得する内容を超えた充実した学びの機会を得られる点が魅力で、地域の支援ニーズの多様化・複雑化なども踏まえたカリキュラムとなっている。
ケアマネジャーの実務経験年数に応じて6つの課程があることも、「生涯学習体系研修」の大きな特徴。今回、協会が参加者の募集を始めたのは以下の3つとなる。
◯ 実践者レベル1「JCMA A級認定」
実務経験が概ね6ヵ月を超えているケアマネジャー
◯ 実践者レベル3「JCMA AAA級認定」
実務経験が概ね3年以上のケアマネジャー
◯ 指導者レベル1「JCMA マスター中級認定」
実務経験が概ね10年を超えているケアマネジャー
日程などの詳細は、協会の公式サイト( https://www.jcma.or.jp/?p=777466 )から確認できる。募集人数は各課程200名ほど。受け付けは先着順で、協会は全国のケアマネジャーに積極的な参加を呼びかけている。