2020年3月12日 オープン迫る『アイヌ民族博物館』 北海道白老に8番目・最北の国立博物館 「六つのテーマ」での展示やシアターを設置

先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初・日本最北の国立博物館『国立アイヌ民族博物館』が、いよいよ今春オープンする。北海道白老郡ポロト湖畔に同じく今年4月に開所する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」内に設置するもので、8番目の国立博物館となる。4月24日のグランドオープンに向けて、現在最終作業が進んでいる。

国立アイヌ民族博物館の基本理念は、〝先住民族であるアイヌの尊厳を尊重し、国内外にアイヌの歴史・文化等に関する正しい認識と理解を促進するとともに、新たなアイヌ文化の創造及び発展に寄与する〟。

導入展示でアイヌ民族や世界の民族との出会いを演出し、来館者を展示室へいざなう。続いてプラザ展示では、基本展示室の中央にあり、六つのテーマの代表的な資料が一堂に会す。また、探究展示は六つのテーマに対応する体験キットを手に取り、展示への理解を深めるコーナー。さらに、座席数約100席のシアターも設置。アイヌ文化を多様なテーマから高精細・大画面映像で紹介する。

 

国立アイヌ民族博物館ロゴマーク:伝統的なアイヌの家屋での屋根を支える構造のひとつである三脚(ケト ウンニ)をイメージ。アイヌ文化の復興、新たな文化の創造を「支える」ことを示している。
下の縦線の本数は、アイヌ語で「たくさん」を表わす表現にも用いられる数「6」として、多くの人々が集うことをイメージ。博物館の基本展示を構成するテーマ展示の数「6」とも合致している

 


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