2017年3月15日 アジアの派遣・交流が盛ん、スポーツ庁 国際交流はアジア、会議は欧州が最多

スポーツ国際交流で最も多いのはアジアへの派遣や受入れ、国際会議では派遣・受入れとも欧州が最も多かったー。スポーツ庁が実施した平成27年度国際交流状況等調査で、わが国のスポーツ選手や役員らのスタッフ、審判やクラシファイアの派遣・受入状況が明らかになった。この調査は、諸外国とのスポーツ交流を推進していく上での基礎資料とするため実施したもの。

 

スポーツ国際交流

派遣人数が最も多い地域は、アジア(1877名:49.3%)で、派遣件数が最も多い地域は、欧州(116件:39.5%)だった。派遣人数が最も多い国は、韓国(1416名:37.2%)で、続いてアメリカ(391名:10.3%)、中国(225名:5.9%)の順に多い。派遣人数が最も多い競技は、バレーボール(367名:9.6%)で、続いて陸上競技(289名:7.6%)、ホッケー(232名:6.1%)の順に多かった。

受入人数が最も多い地域は、アジア(2819名:43.5%)で、受入件数が一番多い地域は、欧州(265件:41.5%)だった。受入人数が最も多い国は、韓国(1367件:21.1%)で、続いてフランス(464名:7.2%)、台湾・チャイニーズタイペイ(322名:5.0%)の順に多い。受入人数が最も多い競技は、柔道(2622名:40.5%)で、続いてサッカー(414名:6.4%)、ボウリング(376名:5.8%)の順。

 

国際会議等

派遣人数が最も多い地域は、欧州(194名:42.1%)で、派遣件数が最も多い地域も欧州(100件、45.2%)だった。派遣人数が最も多い国は、スイス(59名:12.8%)で、続いて中国(42名:9.1%)、タイ(30名:6.5%)の順に多い。派遣人数が最も多い競技は、スキー(40名:8.7%)で、続いて卓球(29名:6.3%)、体操(22名:4.8%)の順となっている。

受入人数が最も多い地域は、欧州(205名:38.9%)で、派遣件数が最も多い地域も欧州(119件:37.8%)だった。受入人数が最も多い国は、韓国及び台湾・チャイニーズタイペイ(各22名:42%)であり、続いてドイツ(21名:4.0%)、ロシア(18名:3.4%)の順に多い。受入人数が最も多い競技は、柔道(219名:41.6%)。次いで空手(94名:17.8%)、剣道(48名:9.1%)の順。

※ クラシファイア=障がいによる不公平が生じないように、規則に従ってそれぞれの競技者を適切にグループ分けする資格を有する役員


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