「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」　農業・農村への理解醸成を目指す新たな国民運動

HOME » 今日の話題 » 「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」　農業・農村への理解醸成を目指す新たな国民運動

農林水産省は７月２０日、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始した。

農林漁業者・食品事業者の努力や創意　工夫について消費者の理解を深める

わが国では、食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心が薄れている。

食についても、新たな生活様式を模索する中で、これからの日本の食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって自分達の課題と捉え、行動変容に繋げていくことが求められる。

今回開始された「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」は、時代の変化に対応し日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について消費者の理解を深め、〝良いところは伸ばし変えるべきことを変え新しいことにもチャレンジする取組〟を応援する、新しい国民運動である。

今後、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることにより、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進していくとしている。

また、その一環として、様々な情報発信の起点となる公式ウェブサイトも開設されている。

さらに、公式ウェブサイトを通じて、食にまつわる「こんなアイディアはどうだろう」、食をきっかけに「社会がこう変わってほしい」、食に関して「私はこんなことを始めている」など、「ニッポンフードシフト」に関するアイディアを広く募集している。特筆すべきアイディアや意見は公式ウェブサイトで取り上げられる。

中央省庁及び都道府県の機関や関連団体などの事務従事者を対象に、執務上の参考に供するための各種情報を正確・確実・迅速にお届けしています。