2022年2月16日 「第6回ジビエ料理コンテスト」の結果発表 全国218点の応募の中から選ばれた受賞者

ジビエの普及啓発等に取り組む農林水産省の「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催された「第6回ジビエ料理コンテスト」の農林水産大臣賞を始めとする各賞の受賞者が発表された。今回は、全国から218点の応募があったが、書類審査や実食審査により、農林水産大臣賞ほか8賞の受賞者が決定している。

農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中で、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取組が広がっている。

こうした状況を踏まえ、農林水産省では、平成28年度からジビエの普及啓発や調査実証に取り組む「鳥獣利活用推進支援事業」で、ジビエの全国的な需要拡大を推進している。

ジビエ料理コンテストは、この事業の一環として事業実施主体である「一般社団法人日本ジビエ振興協会」が実施しているもの。選定・表彰された料理レシピを広く紹介・提供することで、消費者等への普及啓発を図り、ジビエの全国的な需要拡大や鳥獣利活用の推進を図ることを目的としている。

各賞の受賞者 農林水産大臣賞は、専門学校生(宮城県仙台市)の松浦 祐未惠氏の「柔らかく仕上げたシカ肉のロースト 色とりどりの野菜添え、芋煮の季節を感じて」が受賞した。

農林水産省農村振興局長賞は、エスパシオエンタープライズ株式会社 名古屋観光ホテル(愛知県一宮市)の加藤 英治氏の「猪バラ肉のラグーヴァンルージュ プロバンスの香りを添えて」が受賞。

一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞には、株式会社明治記念館C&S(埼玉県狭山市)の中西 佑輔氏の「鹿の内もも肉のすき焼きボール」が選ばれている。

一般社団法人大日本猟友会会長賞は、料理研究家(東京都杉並区)の安藤 まどか氏の「鹿肉のレモン・キーマ」が受賞した。

公益社団法人全国調理師養成施設協会会長賞は、美作市地域おこし協力隊(地美恵の郷みまさか)(岡山県美作市)の濱田 恭德氏の「野猪可乐排骨(猪スペアリブのコーラ煮)」が受賞。

一般社団法人全日本司厨士協会会長賞は、株式会社京都ホテル 京都ホテルオークラ スカイレストランピトレスク(大阪府茨木市)の木村 夕星氏が「鹿のビール煮込みハンバーグ 京の秋山のイメージ」で受賞している。

一般社団法人全国日本調理技能士会連合会会長賞は、おふくろの味総合研究所(石川県小松市)の小西 成幸氏の「鹿と猪のあそび寿し」が受賞。

一般社団法人日本エスコフィエ協会会長賞には、発明料理 絵地尊(北海道札幌市)の斉藤 大樹氏の「蝦夷鹿のラビオリとロワイヤル和風仕立て」が選ばれている。

株式会社日本食糧新聞社賞は、カフェこっとんぼーる(千葉県長生郡長南町)の澤田 康一氏が「イノシシとレンコンのコロコロ和風カレー」で受賞している。


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