農林水産省は、Google Arts & Cultureで公開中の「日本の食・食文化」をテーマとしたオンライン展示「Flavors of Japan‐奥深き日本の食文化を召し上がれ」に協力している。4月23日に、この企画の第2弾として作成された、日本の食文化とそれを支える生産者にスポットを当てたコンテンツが公開された。
日本の食文化をテーマとしたオンライン展示
わが国には、多様な地域の食や、それを支える農林水産業、伝統文化がある。
「和食」のユネスコ無形文化遺産登録を契機に「日本の食・食文化」に対する関心は、近年国内外で非常に高まっており、日本を訪れて「本場の日本食」を体験したいという外国人のニーズも高まっている。
こうした気運の高まりを受け、日本の食や食文化、農山漁村の魅力を国内外に発信するため、世界中の芸術や文化等をオンラインで鑑賞できる「Google Arts & Culture(グーグルアーツアンドカルチャー)」で、「日本の食文化」をテーマとしたオンライン展示が公開されている。
生産者にもスポットを当てたコンテンツが新たに登場
「Google Arts & Culture」では、今回、第2弾として、日本の食文化に加え、それを支える生産者にもスポットを当てた48の展示が新たに公開されている。
具体的には、日本の美味しいフルーツに注目し、生産者やフルーツを使った商品などを多数掲載しているほか、第1弾で紹介しきれなかった「日本の食事マナー」や「だし文化」、各地域の食文化等が紹介されている。
また、同サイトの農林水産省のページでは、地域の食と、それを生み出す農林水産業を核として訪日外国人を中心とした観光客の誘致に取り組む「SAVOR JAPAN(セイバージャパン:農泊 食文化海外発進地域)」の認定地域をはじめとする地域の食や食文化に関わる写真や動画が多数掲載されている。
Google Arts & Culture
2011年からGoogleが非営利で提供を開始した、2000を超える世界各地の美術館や博物館等が所蔵する作品や文化遺産を鑑賞できるサービス。ウェブサイトやスマートフォンのアプリからアクセスすることで、600万点を超える芸術作品や歴史的資料にアクセスすることが可能。