2018年12月6日 「健康サポート薬局知らない」が9割超 利用したいかには半数以上が「YES」 薬剤師会

日本薬剤師会は28日、「健康サポート薬局」を知らないと答えた人が91.6%に上るという調査結果を発表した。

「健康サポート薬局」は、2016年4月1日からスタートした制度。かかりつけ薬局・薬剤師の機能に加えて、市販薬や健康食品に関することはもちろん、介護や食事、栄養摂取といった様々なことを相談できる薬局のことを指す。厚生労働大臣が定める一定の基準をクリアし、都道府県知事に届出を行った薬局だけが「健康サポート薬局」の名称を掲げることができる。

調査は今年9月、インターネットを通じて全国の20歳から79歳の男女1000人を対象に行った。それによると、「健康サポート薬局」の存在を知っていたのは8.4%。地域別では、割合が最も高い「近畿」の10.7%と、最も低い「北海道・東北」の5.4%で5ポイント以上の開きがみえた。「健康サポート薬局を利用したいか」という質問には、51.3%が「そう思う」と回答。その割合は年代が上がるごとに増し、70代では64.5%に上っている。

さらに、かかりつけ薬剤師について、どのような存在か知っているかと尋ねたところ、全体では41.1%が「知っている」と回答。さらに、「かかりつけ薬剤師を持っている」と答えた人は15.6%だった。「持っている」と答えた人の割合は、最低の20代が5.4%なのに対し、最高の70代は25.9%と5倍弱の差がある。

どのような薬剤師がいいかという質問(複数回答)には、「親切」(32.8%)、「積極的に薬のアドバイスをしてくれる」(30.5%)、「最近の薬に詳しい」(29.9%)といった要素を求める声が多かった。また、薬剤師にどういった質問をしたいかと複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「薬についての相談」で62.1%。次いで、「サプリメント・健康食品についての相談」が37.2%で2位、「体調についての沿横断」が32.6%で3位となった。年代別に20代をみると、「ダイエットについての相談」(21.4%)が5人に1人の割合となった。ダイエットの際に薬剤師からアドバイスをもらいたいと考える人も少なくないという。一方、70代では「生活習慣についての相談」(29.4%)や「健康的な食事についての相談」(28.6%)が他の年代と比べて高かった。

 

薬剤師会のリリースより引用


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