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「令和元年度食育推進施策（令和元年度食育白書）」がとりまとめられたが、この中では第３次食育推進基本計画の重要課題の１つである「若い世代を中心とした食育の推進」が特集として取り上げられており、食料の生産から消費に至る食の循環において、若い世代が中心となって取り組んでいる事例が紹介されている。
令和元年度食育白書の概要・ポイント
令和元年度食育白書は、第１部「食育推進施策をめぐる状況」、第２部「食育推進施策の具体的取組」、第３部「食育推進施策の目標と現状に関する評価」の３部構成となっている。
第１部では、「若い世代を中心とした食育の推進」を特集し、若い世代の食生活の現状等を分析。さらに、若い世代が中心となって積極的に取り組んでいる食育事例が紹介されている。具体的な項目として、「第３次食育推進基本計画における位置付け」、「若い世代の特徴」、「若い世代における食生活の現状」、「子供の頃の食生活や今後の食生活に対する考え方」、「若い世代が中心となって取り組む食育」が取り上げられている。
第２部では、第３次食育推進基本計画に掲げた事項の具体的な取組状況について、８章立てで全国の様々な事例を紹介しつつ、話題性の高いテーマについてコラムとして紹介し、記述している。
第１章「家庭における食育の推進」では、「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進等の子供の基本的な生活習慣の形成のための取組、妊産婦や乳幼児に関する栄養指導等について記述している。
第２章「学校、保育所等における食育の推進」では、栄養教諭の配置の促進等の学校における食に関する指導体制の充実、学校給食における地場産物等の活用、就学前の子供に対する食育の推進等について記述している。
第３章「地域における食育の推進」では、健康づくりのための取組の推進、歯科口腔保健における食育の推進、「日本型食生活」の実践の推進、食品関連事業者等による食育の推進等について記述している。
第４章「食育推進運動の展開」では、「食育月間」の取組、食育推進の取組等に対する表彰の実施、都道府県や市町村における食育推進計画の作成に関する状況等について記述している。
第５章「生産者と消費者との交流の促進、環境と調和のとれた農林漁業の活性化等」では、農泊や農林漁業体験等を通じた生産者と消費者の交流の促進、地産地消の推進、食品ロスの削減を目的とした取組等について記述している。
第６章「食文化の継承のための活動」では、ボランティア等による食文化継承の取組、「和食」の保護と次世代への継承のための取組等について記述している。
第７章「食品の安全性・栄養等に関する情報提供の推進」では、リスクコミュニケーションの充実、食品の安全に関する情報提供、栄養成分表示の普及啓発の取組等について記述している。
第８章「調査、研究その他の施策の推進」では、国民健康・栄養調査等の実施・活用の状況、日本食・食文化の海外への発信等について記述している。
第３部では、第３次食育推進基本計画に掲げられている目標値の令和元年度における進捗状況等について記述している。
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