タニタは1日から、フレイルの予防に着目した新たな体組成計を発売する。従来の計測項目に加えて、身体的フレイルの指標となる「四肢骨格筋量」や「骨格筋指数」などを計測・表示できることが特徴だ。価格は70万円(税別)。医療機関や検診施設、高齢者施設などを中心に、初年度で100台の販売を計画している。
誰もが継続的に健康づくりに取り組める社会基盤づくりを目指す ― 。そうしたビジョンを掲げている。次世代ソリューションの提供により、生涯現役社会の実現、健康寿命の延伸、医療費の適正化に貢献していくという。
今回発売したのは、身体的フレイルの早期発見につなげられるプロフェッショナル仕様の体組成計。「体重に占める筋肉の割合」や「体重に占める四肢骨格筋量の割合」なども測れる。筋肉の質や運動機能が評価できる同社の分析装置と組み合わせれば、フレイルの状態を150点満点で確認することも可能だという。
今後、筑波大学の監修による運動プログラムや「タニタ食堂」のレシピなども含めてパッケージ化し、来年度中にも「フレイル予防・回復ソリューション」として展開し始める予定だ。
タニタはこのほか、脂肪の消費状態をリアルタイムで“見える化”する「脂肪燃焼モニター」や、様々なカードインフラと連携可能な「カード型活動量計」も新たに発表している。