昨年8月に、保護犬・保護猫の譲渡を促進するパートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」を立ち上げた環境省は、このほど、プロジェクトをより広く発信し、国民の理解と関心を深めるため、プロジェクトの趣旨にふさわしいロゴマークを募集し、厳選な審査の上、採用作品を決定した。今後、プロジェクトの専用サイトやポスターなどの普及啓発で使用していく。
環境省では、犬や猫を飼いたい方が保護犬・保護猫を引き取ることや、繁殖を引退した犬猫を譲り受けることを選択肢のひとつとすること、家庭以外にも犬猫が活躍できる場を広げていくことを通じて、犬猫の殺処分をさらに削減することを目指し、多様な関係者との連携・協力によるパートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」を立ち上げた。
そして、保護犬・保護猫の譲渡促進を目的とするこのプロジェクトをより広く発信し、国民の理解と関心を深めるため、プロジェクトの趣旨にふさわしいロゴマークを募集したところ計137作品の応募があった。環境省において、有識者によるパートナーシッププロジェクトロゴマーク審査委員会を開催し、厳選な審査の上、採用作品を決定した。
今回決定したロゴマークは、プロジェクトの専用サイトやポスターなどの普及啓発などで使用される。また、環境省パートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」のパートナーは、申請することでロゴマークを使用することができる。
環境省では、動物愛護管理法に基づき、人と動物が共生する社会の実現に向け、地方自治体に引き取られた犬猫の殺処分をなくすため、飼い主や販売業者への終生飼養の呼びかけといった取組を進めてきた。こうした取組により、犬猫の殺処分数はこの10年で9分の1近く減少しましたが、令和2年度において殺処分されている犬猫は約2万4千頭いる状況で、殺処分を更に減らし、譲渡を促進していくための施策を行っていく必要がある。
令和3年8月、保護犬猫の譲渡促進と新たなる活躍の場の拡大を目的とし、幅広い関係者と連携・協力する『パートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」』を立ち上げ、具体的な対策を実施しているところ。
今回のロゴマークの決定を機に、人と動物が共生する社会の実現に向け、更なる情報発信を関係者一同で取り組んでいく。