2022年7月7日 【関西医大】新規治療の早期検証試験に向けクラファン実施 子宮頸がんになる前の病変を切らずに治すために

□ポイント■

〇上昇する子宮頸がんの前がん状態(CIN)と子宮頸がんの罹患率

〇子宮頸がん前段階の〝やさしい治療法〟

 

 

関西医科大学産科学・婦人科学講座の北正人診療教授は、子宮頸がん前がん状態の新治療の臨床試験実施に向けた公的資金獲得のため、READYFOR㈱(東京都千代田区)が展開するクラウドファンディングサービス「READYFOR」を利用して広く寄付を募っている。

子宮頸がんの罹患率は2000年以降上昇している。現在、子宮頸がん対策で効果が高いとされるHPVワクチンの接種は、日本での集団接種が2013年に開始されたものの、僅か2ヵ月で積極的な勧奨が差し控えられた。その後、今年4月に接種の積極的勧奨が再開されたが、この間、子宮頸がんの前がん状態(CIN)と子宮頸がんの罹患率が上昇し続けている。

HPV感染後は、CIN・上皮内がんを経て子宮頸がんへの進行を抑える効果はワクチンにはなく、子宮頸がん検診による「がん化の早期発見」と、子宮温存のための「円錐切除」による対応が中心。しかし円錐切除は、手術における取り残しや追加治療が必要となる場合、また再発する場合もある。さらに、円錐切除術後には早産率の上昇もあり、不妊症の原因になる可能性も否定できない。

今回、北診療教授らが開発に取り組む治療法は、「光線力学的療法(PDT)」の技術を応用して子宮頸がんの前段階、子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)の状態で治療するもの。手術で切除することなく低侵襲で行える患者に優しい治療法といえる。

今回、この治療法を前がん状態と診断されたが治療方法に悩んでいる患者に、一刻でも早く届けるために、クラウドファンディングを行うこととした。

 


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